mineo からahamo にMNP 制度を利用して乗り換えた際の作業をまとめました。
概要
最初に乗り換え条件とキーポイントを記載しておく。
乗り換え条件
- Apple Store で購入した iPhone 11 Pro Max (香港版) を使用
- mineo から ahamo へMNP (マイナンバーポータビリティ) を行う
- ahamo で新規端末の購入は行わない
キーポイント
- mineo からの「MNP予約番号」はmineo で提供されているメールアドレスに送信されるため、予め受信設定が必要
- 開通手続きは日中時間帯に行う必要がある。MNP 転出を行う会社によって異なるようだが、概ね9時〜20時とのこと
- ahamo SIM を入れた後には、mineo 用のプロファイルは不要なので削除する必要がある
- mineo からahamo への変更時に通信不能となる時間はほとんどない
以下、詳細な内容を記載する。
mineo でMNP 転出手続きを行う
MNP を行うに際しmineo 側でMNP 転出手続きを行う必要がある。そのためにまずはマイページへアクセスしログイン。
ログインが完了するとページ下部に「解約・MNP予約番号発行」というリンクがあるのでクリックする。

さらにそのページの下部に「ご希望のお手続きを選択ください」「MNP予約番号発行」というリンクがあるのでクリック。

その後、ページの案内に従って作業を進めていくとMNP 転出手続きが一旦完了し下のようなページが表示されるので、記載されている「MNP予約番号通知メール」を待つことになる。
私の場合は22時ごろ手続きを行ったのだが、翌日の9:30 頃には通知メールが届いた。

なお、この「MNP予約番号通知メール 」はmineo で提供されているメールアドレス(@mineo.ne.jp) に送付されるので注意。
メールに記載されている10桁の予約番号がahamo の申し込み時に必要になるので、メールを受信できるよう予め設定しておく必要がある。
ahamo でMNP 転入手続きを行う
mineo から予約番号が取得できたら、次はahamo 側での作業となる。まずはahamo の申し込みページにアクセス。
下のような感じの画面が出てくるので、各々の状況に合わせて選択していく。私の場合は「docomo を契約していない方」「SIM のみを購入」となる。

それ以降の画面でも各々の状況に合わせて選択していく。途中で「MNP予約番号」を入力する場所があるので、そこには先程mineo から取得した番号を入力。
その後本人確認やら何やら手続きがあるが、最終的に以下のような申し込み完了画面が表示されればOK。

なお、この作業を行った時点ではmineo で通信ができなくなるということはないので安心してほしい。mineo からahamo への電話番号の引き継ぎは次の作業の際に実行される。
ahamo の開通手続きをする
ahamo の契約が問題なく進んでいれば、しばらくすると以下のようなSIM カードが送られてくる。

早速SIM カードを入れたいところだが焦ってはいけない。まずは下記ページに記載されている手順を確認する。
私の場合は「docomo を契約していない」「新規契約または乗り換え(MNP)」「iPhone」を選択して各種注意事項を確認した。

記載によると、開通手続きはahamo SIM を入れる前にmineo SIM で行うのが正しいようだ。手順に従ってahamo アプリをダウンロードして作業を進める。

なお、夜間の開通手続きはできないようなので注意。MNP 転出を行う会社によって異なるようだが、概ね9時〜20時との記載があった。それ以外の時間帯では以下のようなエラーが表示される。

開通手続きが完了すると以下のような画面が表示される。

開通手続きを行うとすぐに、mineo のSIM は圏外となった。(Dual SIM としているRakuten の方は電波をキャッチしている状態)

その後、「設定」「一般」「プロファイル」から、mineo に関するプロファイルを削除し、SIM カードを入れ替える。
SIM カードを入れ替えた後、iPhone を再起動すると「モバイル通信プランを追加」という画面が表示される。

案内に沿って作業を進めると、電波をキャッチすることを確認。

これにて開通作業が完了となる。
通信速度の比較
mineo, ahamo, 自宅のWifi で通信速度を測定し比較した。測定に利用したのはGoogle のスピードテストで、いずれも休日午前10 時ごろの測定結果となる。
mineo (4G)
MVNO としてはまずまずの速度が出ているように思える。

ahamo (4G)
mineo と比較してダウンロード/アップロード共に向上しているが、特に注目すべきはレイテンシ。自宅のWifi をも上回る1 ms を記録した。

自宅のWifi (IEEE802.11ac)
さすがにダウンロード/アップロード速度では4G 回線を圧倒した。いずれ5G 対応スマートフォンに買い替えた際に再度比較してみたい。

終わりに
mineo からahamo への乗り換えはそんなに大変ではなかった。通信不能となる時間もほとんどないので、自宅にWifi 環境がなくても問題なく作業できるのもいい。
ただ、MNP に関する最低限の知識やSIM カードの入れ替え作業はあるので、そういった作業が初めてであればよく勉強しながら行った方が良さそうだ。