SanDisk の外付けSSD を購入したのでMac で性能を測定してみる

PC

SanDisk SDSSDE30-1T00-GH25 を購入したので、Mac で性能測定を行いました。

概要

Vivado やVitis での開発に必要なディスク容量が年々大きくなり、Mac の内蔵SSD では足りなくなってきたため外付けSSD を購入した。今回購入したSSD は以下のものとなる。


更なるハイスペックモデルも用意されており、用途に合わせて選択が可能。

内容物

内容物は下記の通り。PC 側はUSB Type-A となるため、MacBook Pro との接続には何らかのハブやアダプタが必要なので注意。

  • SSD 本体 1TB
  • USB 3.2 Gen2 ケーブル
    • PC 側: USB Type A
    • SSD 側: USB Type-C
  • 取扱説明書

本体は非常にコンパクトで長辺でも100 mm 以下。SSD ということで衝撃にも強いので持ち運びは非常にしやすそうだ。

測定環境と測定方法

測定対象SSD

  • メーカー: SanDisk
  • 型番: SDSSDE30-1T00-GH25
  • 容量: 1 TB
  • 接続: USB 3.2 Gen2 (理論値: 10 Gbps)
  • 公称値: 読み出し最大520 MB/s
  • フォーマット: exFAT

ハードウェア

MacBook Pro (13-inch, 2016, Thunderbolt 3ポートx 4)を使用し、オプションで変更可能な部分は下記の通り。

  • 2.9GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.3GHz)、4MB共有L3キャッシュ
  • 256GB PCIeベースオンボードSSD
  • 16GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ

USB 3.1 Gen1 (5 Gbps) 接続時

下記ハブを使用し、システムレポートでUSB 3.1 Gen1 接続となることを確認。

USB 3.1 Gen2 (10 Gbps) 接続時

下記アダプタ を使用し、システムレポートでUSB 3.1 Gen2 接続となることを確認。

ソフトウェア

AmorphousDiskMark Ver.3.1 をデフォルト設定で利用。

  • Sequential read/write queue depth: 8
  • Random sequence read/write queue depth: 64
  • Test iteration: 5
  • Test size: 1 GiB
  • Test data: random values
  • Test interval: 5 seconds
  • Test duration limit: 5 seconds

測定結果

USB 3.1 Gen1 (5 Gbps) 接続時

USB 3.1 Gen1 接続でもまずまずの性能が得られることを確認。

USB 3.1 Gen2 (10 Gbps) 接続時

USB 3.1 Gen1 接続時よりも性能が向上することを確認。Seq. Read の公称値520 MB/s に対し実測値が約470 MB/s とおよそ90 % なのは立派だと思う。

参考: Mac 内蔵SSD (APPLE SSD AP0256J)

圧倒的な速度を確認。Seq. Read の約3 GB/s オーバーも圧巻だが、Rand. Read の約600 MB/s は外付けの30 倍以上と素晴らしい結果が得られた。外付けでこれを上回るにはThunderbolt での接続が不可欠だろう。

終わりに

初めて外付けSSD を購入したが、SanDisk 製ということもあり公称値に近い実測値が得られて安心した。そしてそれを圧倒的に上回るMac 内蔵SSD の性能を知り、このマシンの性能を有効活用しなければならないと感じた。