Ultra96-V2 のチュートリアルに沿い、LED 点灯を行います。
micro SD カードにイメージを書き込み
Ultra96-V2 に付属のmicro SD カードにイメージを書き込む
チュートリアル用のイメージを下記リンクからダウンロード可能
http://avnet.me/ultra96-v2-oob
圧縮された状態で761.5 MByte, 解凍するとおよそ16 GByte となるので注意が必要
次に書き込み用の専用ソフトをダウンロード&インストール
インストール完了後起動すると以下の画面が現れる

Select Image で解凍したイメージを、Select Target でmicro SD カードを選択しFlash すればOK
Ultra96−V2 起動
microSD カードを挿入し、SW4 を押下するとUltra96-V2 が起動する
しばらくしてDONE にある青いLED が点灯すれば起動成功

UART 経由でログイン
UART 経由でUltra96-V2 へログインを行う
PCとUltra96-V2 をAES-ACC-U96-JTAG 経由で接続する

ターミナルを起動し、下記コマンドにて接続を確認usbserial
が2種類確認できる
$ ls -l /dev/tty.*
crw-rw-rw- 1 root wheel 18, 4 8 13 18:08 /dev/tty.Bluetooth-Incoming-Port
crw-rw-rw- 1 root wheel 18, 2 8 13 18:08 /dev/tty.MALS
crw-rw-rw- 1 root wheel 18, 0 8 13 18:08 /dev/tty.SOC
crw-rw-rw- 1 root wheel 18, 10 8 20 19:30 /dev/tty.usbserial-1234_oj10
crw-rw-rw- 1 root wheel 18, 12 8 20 19:30 /dev/tty.usbserial-1234_oj11
UART は/dev/tty.usbserial-1234_oj11
なので、以下のコマンドで接続する
$ sudo cu -s 115200 -l /dev/tty.usbserial-1234_oj11
Login / Password ともにroot
でログインが可能
ultra96v2-oob-2018-3 login: root
Password:
Wifi 接続
UART 経由でログイン後、Ultra96-V2 をWifi に接続するための設定を行っていく
接続可能なWifi は2.4 GHz 帯のみで、5.0 GHz 帯には接続できないので注意
~/wpa_supplicant.conf
をvim を用いて以下のように編集
- <ssid>: 接続するwifi のSSID
- <pass>: 接続するwifi のパスワード
$ vim ~/wpa_supplicant.conf
ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
ctrl_interface_group=0
update_config=1
network={
key_mgmt=WPA-PSK
ssid="<ssid>"
psk="<pass>"
}
編集完了後、~/wifi.sh
を実行することでWifi への接続が完了する
エラーが出力される場合、~/wpa_supplicant.conf
の設定に問題がないか確認
$ ~/wifi.sh
下記コマンドにてIP Address を確認し、適切に表示されればOK
$ ifconfig
Lチカを実行
設定が適切に完了していれば、先程確認したIP Address にてUlatra96-V2 へのアクセスが可能になっている
PC のブラウザのURL 欄にIP Address を入力すると、以下の画面が表示される

アクセス完了後、「Ultra96 GPIO LEDs」をクリックすると以下のページに遷移

ドロップダウンリストの値を変更すると、ボード上のLED も切り替わることが確認できる
以上にてチュートリアルのLチカが完了
mini DP からディスプレイに出力してのLチカ
ここまではUltra96-V2 をWifi に接続した上でPC 上のブラウザからアクセスしてきたが、mini DP 経由ディスプレイに接続してLチカを行うことも可能
私の環境では mini DP -> HDMI -> ディスプレイ と接続しているが、mini DP -> HDMI 変換ケーブルはアクティブタイプである必要があるので注意
DisplayPortの「アクティブ」「パッシブ」とは? | 雑談記
下記製品で動作を確認している
Ultra96-V2 を起動すると自動的にブラウザが立ち上がり、先程と同様のLチカが可能となる。