Ultra96-V2 の開発において、Vivado, Vitis それぞれを使用する場合に必要な環境を記載します。
Vivado を使用する場合
Vivado のインストール要件は下記PDF にまとまっている
OS
Windows とLinux が利用可能
- Microsoft Windows 7 SP1 Professional (64-bit), English/Japanese
- Microsoft Windows 10.0 1809 Update; 10.0 1903 Update (64-bit), English/Japanese
- Red Hat Enterprise Workstation/Server 7.4, 7.5, and 7.6 (64-bit)
- SUSE Linux Enterprise 12.4 (64-bit)
- CentOS 7.4, 7.5, and 7.6 (64-bit)
- Ubuntu Linux 16.04.5 LTS; 16.04.6 LTS; 18.04.1 LTS; 18.04.02 LTS (64-bit)
- Amazon Linux 2 LTS (64-bit)
CPU
特段記載はなし
ただし、合成にかかる時間に直結するため、極力高性能なCPU を準備するべき
メモリ
Vivado を利用する場合、必要なメモリはターゲットデバイスによって異なり、下記ページに記載されている
https://www.xilinx.com/products/design-tools/vivado/memory.html
Ultra96-V2 に搭載されているデバイスはXCZU3EG なので以下のようになる
- Typical: 4 GByte
- Peak: 6 GByte
余裕をもって8 GByte 確保しておけばOK
ストレージ
特段記載はなし
感覚的には50 GByte 程度準備しておけば問題ない
Vitis を使用する場合
Vitis のインストール要件は下記ページに記載されている
https://www.xilinx.com/html_docs/xilinx2019_2/vitis_doc/aqm1532064088764.html
OS
Vitis で開発を行う場合、基本的にLinux 64bit 環境が必要となる
- Ubuntu 16.04.5 LTS, 16.04.6 LTS, 18.04.1 LTS, 18.04.2 LTS
- CentOS 7.4, 7.5, 7.6
- RHEL 7.4, 7.5, 7.6
CPU
特段記載はなし
ただし、合成にかかる時間に直結するため、極力高性能なCPU を準備するべき
メモリ
Ultra96-V2 にて開発を行い場合、基本的に32 GByte 以上のメモリが必要となる
下記サイトには16 GByte での動作報告もあるが、それ未満での動作は難しいと思われる
ストレージ
100 GByte を必要とするとの記載がある
実際インストール時には一時的に100 GByte を消費するが、インストール完了後は50 GByte 程度に収まる